深まる秋に

f:id:tozenji:20211009115129j:plain


待有余而済人終無済人之日

待有暇而読書必無読書之時

己未仲秋善庵老人鼎

 

朝川善庵書(江戸時代後期の儒学者、平戸松浦藩儒官)

生花は、石化エニシダ・ホトトギス・トルコキキョウの三種生。

 

余り有るを待ちて人を済はば、

終に人を済ふの日無けん。

暇有るを待ちて書を読まば、

必ずや書を読むの時無けん。

 

十分な余裕ができるのを待って人を救済しようと考えても、結局は人を済うような日は来ないだろう。

暇ができるのを待って書物を読もうと考えていても、きっと書を読む時は来ないであろう。

 

日々を好い日と感じ取ることは、自分にしかできないのだろうと感じます。

スマホ置き 積ん読手に取る 秋の夜かな

薬師経 写経のつどい

f:id:tozenji:20210502154005j:plain

 

毎月一回、ささやかながら写経のつどいを行っています。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

 

 毎月第一日曜日 午後3時から5時まで

 (写経所要時間は1時間ほどです)

 講堂さまや にて

 参加納経料 千円

 

ご本尊の薬師如来さまのお経は薬師本願功徳経といい、苦しみを除く道を伝えたお経です。三蔵法師が訳された薬師経の字数を数えると、約五千文字。これを200文字ちょっとで区切ってゆくと、24回写経を行うことで自分で書き上げた薬師経一巻が出来上がります。

 

f:id:tozenji:20210604163435j:plain

 

毎月ではなくても、自分のペースで参加して順々にお書きになって、完成を目指してまいりましょう。

 

f:id:tozenji:20210604161438j:plain

 

写経用紙の終わりには、毎度願意を書きます。一会分が書き終わりましたら、その都度本堂にて写経を香に薫じ奉納します。

 

f:id:tozenji:20210604164438j:plain

 

誰がどこまでお書きになったかわかるように、ファイルに入れて本尊さまの下でずっと保存してゆきますので、期間があいても心配いりません。次の会からまた始まることができます。写経会参加カードには1回ごとに寿命長遠の印を押します。

 

f:id:tozenji:20210604185443j:plain

 

最後の24回目の会では、薬師如来のお姿を写仏して、願意の部分に糊付けし、製本の作業を行ってもらいます。

二年前のご自分の願意を思い返しながら、月日の流れに想いを馳せるのも一興。

 

f:id:tozenji:20210604162723j:plain

 

出来上がった経本は、お寺に永代保存します。持ち帰って手元に置くのも良いでしょう。

  

f:id:tozenji:20210604164758j:plain

 

完成するまでには、早くとも24ヶ月。2年かかります。さて、その頃にコロナ禍が治まっているのかはわかりませんが、それくらい長い気持ちで心を鎮めていくことが必要です。これからの未来、人とのお付き合いが大きく変わっていく不安があります。写経でお会いすることを縁としてお話を深め、安心につながるような日曜日の午後になればと願い、コーヒーなどを準備してお待ちしています。

 

f:id:tozenji:20210502153117j:plain

 

また、お寺に来れない方でもお家に持ち帰ってゆっくりと写経をお楽しみいただけるよう、本堂に写経セットをおいております。また、本堂や講堂さまやはいつでも開放しておりますので、写経会の時間でなくとも、お寺にいらした時に筆をとっていただくこともできます。

 

皆さまがお好きな時に、お好きなように、薬師経を通してご自分と向き合えますよう。

お気軽にご参加ください。

 

f:id:tozenji:20210604163012j:plain

 

薬師経写経用紙は、日本書技研究所 中本白洲先生のご協力をいただきながら、全文を製作中です。先生のおかげで、とても格調高い写経ができますこと、有り難く感謝申し上げます。

白洲ブログ | 株式会社日本書技研究所

秋のお彼岸会

f:id:tozenji:20150331140150j:plain

ご本尊 薬師如来


彼岸とは、秋分の日を中日として、心豊かに生きるために必要な六つの心(六波羅蜜・ろっぱらみつ)を修養する一週間です。

9月20日(月)から26日(日)の7日間、午前10時から30分間、祖先を敬うお勤めをし、日に合わせたお話をします。 24日は護摩法要となります。

20日【布施】めぐみ

   喜びも悲しみも分かちあえると嬉しいです。

21日【持戒】いましめ

   きまりを守るから、互いが自由に生きられます。

22日【忍辱】たえしのぶ

   とても難しいですが、怒りは抑えたいです。

23日 秋分の日は中道

   かたよらない心で生きていきたいです。

24日【精進】はげみ

   続けることは難しいけれど、努力は惜しみません。

25日【禅定】しずけさ

   自分を見失わないように、落ち着いた行いを。

26日【智慧】智慧の徳

   知っているではなく、行なったことが大切です。

 

お盆の行事について

施餓鬼会 

 8月8日(日曜日)

  午前9時30分から10時まで

 初盆家のみなさまはお集まりください。

 

 11時・正午・13時・14時

 初盆以外の御檀家のみなさまは、随時参拝ください。

 

  早朝から住職が施餓鬼法を修し供養を施した後に、みなさまにお出でいただき、施餓鬼壇で水の子をお供えし拝んでいただきます。

 

 限りない物欲(ぶつよく)を、仏教では餓鬼(がき)といいます。お釈迦さまは、欲を離れ心を洗う手だてとして、「食欲」をたとえとします。自分が頂く食物をほんの少し自然に返す作法の修行を行いました。「水の子」は、季節のお野菜を小さくきざみ、洗米と茶葉を混ぜたお供え物です。施餓鬼壇で「水の子」を供え、ご先祖さま、有縁無縁すべての精霊への供養とします。

  

施餓鬼会 卒塔婆供養について

 施餓鬼会では卒塔婆供養を厳修いたします。卒塔婆とはお釈迦さまのご遺骨の上に建てられた塔に由来するもので、供養の証として大切なものです。お盆の間、お位牌とともに精霊棚でおまつりをします。 祖父母、両親など身近なご先祖さまはお戒名で、他は各家先祖代々として、ご供養されるとよいでしょう。 お卒塔婆は、十五日に精霊流しで流します。ご遠方の方はお寺で供養し流します。

 

お盆のお参り

  僧侶がご家庭を連続して訪問して、みなさまの生活圏内に入ることは、安全上難しいと判断をしております。初盆家以外は盆経をお寺で行います。

  郷里へ帰れないなど拝むことが難しい方もいらっしゃることと思います。宗派を問わずにお参りくださいませ。

 

f:id:tozenji:20210807203306p:plain

 

 お寺はできるかぎり開放し環境を良くして、個々のお参りは変わらずできますように調えておりますので、どうぞお参りくださいませ。

春のお彼岸会

f:id:tozenji:20070710145040j:plain

聖徳太子立像


3月17日(水)から21日(日) 五日間、午前10時から30分まで

 

 「和をもって尊しとなす」と始まるのが十七条の憲法です。対立することよりも、調和・和らぎの心を持ち続ける努力を促しています。

 本年は聖徳太子1400年御遠忌です。法隆寺など寺院建築の礎をつくった方として、大工さんをはじめ職人の方々から信仰されてきました。

 お彼岸に合わせ、寺に残る三体の太子像を公開します。日本仏教の祖を偲び、ともに和やかな生き方を考えてまいりましょう。

 昨年のように、開放した本堂にて毎日お勤めを行いますので、ご体調が良いときに、それぞれのお時間に合わせてお参りください。

 私たちの心が和平でありますように、ご先祖のお魂が安らかでありますように、水子精霊の菩提のために、ご本尊薬師如来さまの前で手を合わせます。

 水子供養は卒塔婆を書きますので、お時間前までにお申し出ください(事前のお電話でも可)。ご法礼受付は対面で行いません。お焼香台に各自お包みいただければ幸いです。

愛宕まつり

f:id:tozenji:20210223072601j:image

2月24日は愛宕さまの御縁日です。

23日10時から東漸寺にて護摩祈願を行い、午後に愛宕勝軍地蔵さまを山頂へ運び上げます。夜7時から山頂御宝前にてご開帳をし、地域の安全と豊かであることをお祈りし、お堂でお籠りをします。

 

例年沢山の方に山頂までお参り頂いておりますが、また皆さまに感染症予防対策をお願いしなければならず、心苦しく思っております。

 

狭い山道を譲りながら、お互いに挨拶をしたり、励ましたりと声を掛け合うことが愛宕山の良いところですが、今の時代を考えると少しばかり人との距離を保つ必要があるようです。

f:id:tozenji:20210223072817j:image

その一方、激しい運動時のマスク着用は危険とも言われております。先日、テレビ佐世保の方々と一緒に愛宕山へ向かい、マスクをつけて登頂しました。急勾配で息が上がった中、マスクを外して深呼吸したいところですが、中々それもできません。大自然の中で感染症対策をとることは似つかわしくないのかもしれないと感じたのが、率直なところです。

 

お登りの際には、感染症予防に心がけ周囲にご配慮いただくことをお願いいたしますが、どうかご自分の身体の負担にならないようにご留意下さい。

 

例年では3日間のところ、今年は24日早朝より夕方まで、山頂で勝軍地蔵菩薩をお祀りします。山頂でお祈りした御札や御守りは、25日以降にも中里の東漸寺にてお授けしますので、例年の3日間にこだわらず、ゆっくりとお参りください。

 

皆さまで気持ちよく愛宕さまをお祀りできることを祈念しております。

東漸寺 節分会のご案内

f:id:tozenji:20201224104629j:plain

護摩修行(お詣りのみなさまは、添護摩札に願い事をお書きになり、直接護摩の炎にいれていただきます)


お寺では、春を迎える節分に一年の安寧をお祈りしております。

今年は、早朝に住職だけでお勤めをして、御札を御祈願します。
また、皆さまに随時お参りいただけるよう、10時から15時まで、夜7時から7時半までお勤めしております。ご都合や体調に応じておいでください。

外出への不安が募る日々が続いております。
御札の受け取りや古い御札のお返しは当日ではなくても結構です。後日にゆっくりとお参りいただくのも良いかと思います。

お参りいただいた方には、お供えの福豆をお分けいたしますのでどうぞお受けください。

 

日時

2月2日(火曜日)

午前10時から午後3時までお護摩を行います。自由にお参りください。

(また、夜7時から30分間だけお護摩のみを行います。お仕事、学校帰りのみなさまどうぞお詣りください)

-------- 

趣旨

 天地万物のもとで私たちは暮らしています。節分は立春をむかえる節目にあたり、めぐりきたる星のもとで生かされている自分自身を見つめ、一年のしあわせを祈り、善い日々とする誓いをたてる一日です。

 東漸寺は開創1035年を迎え、ご本尊薬師如来さま、愛宕勝軍地蔵菩薩さま、不動明王さま、毘沙門天さまのご宝前において、節分会護摩供を厳修し、一年間のもろもろの願いを祈願いたします。

 本年はコロナウイルス感染症の状況を見ながらの行事となります。予定を大きく変えなければならないこともあるかもしれませんが、古来からの行事のひとときを、皆さんで一緒につくり、 楽しみましょう。

 --------

行事の進行

 本年は124年ぶりに2月2日が節分となります。 早朝、住職がお申し込み頂いた御札にお魂入れを行い、祈願をいたします。受付は10時から15時までです。ご体調がすぐれない場合は、後日お越しください。コロナ感染症対策として、次のようにお詣りくださいますようお願いします。

①入口で古い御札を納めます(お焚上げは15時から行います)

②受付で御札の祈願料、御法礼を納めます。

③本堂でお線香をあげ拝みます。

④添え護摩札に願意を書き、護摩壇で添え護摩をします。

⑤内陣をゆっくり巡り、仏さまを一体づつ拝みます。

⑥豆・餅の御下がりをいただきます。

⑦仕分けをしてある御札をいただきます。

 --------

御札について

お受けになったお札は、千年の時をこえる本尊さまの御霊徳溢れる一年間のお守りです。 袋から出して、ご家庭、会社で清らかな場所を定めおまつりください。離れて暮らしている家族には送ってあげて、それぞれのお部屋でのお守りとしてください。

 

星供札(ほしくふだ)六百円

f:id:tozenji:20060110001516j:plain

星供札

裏面に名前と年齢を書いて、お一人ずつお授けします。一年間のお守りとして、家族全員でお受けください。

 

星まつり申込書.pdf (プリントアウト用)

 

星まつり申込フォーム

 

護摩札(ごまふだ)

f:id:tozenji:20181227125248j:plain

護摩札

護摩札(24cm)三千円

大護摩札(36cm)五千円

特別大護摩札(45cm)一万円

 

願意とお名前を書いてお授け致します。願意をひとつ選んで、お受けください。 特別大護摩・大護摩札と大きさが違います。お祝いごと・厄年など、大切な人の人生の節目に添える贈り物とお考えください。

 

護摩札申込書A4.pdf(プリントアウト用) 

 

護摩札申込フォーム

 

--------

願意

家内安全・身体健全・開運厄除・厄難消除 心願成就・当病平癒 厄除・還暦・古稀・喜寿・米寿・白寿祈願 良縁成就・安産成就・子宝成就・子育成就 学業成就・合格祈願・交通安全・海上安全 商売繁盛・事業繁栄・社運隆昌・願解御礼 など

--------

一生の祝い事

厄入女性(満31歳)平成2年生

厄入男性(満40歳)昭和56年生

還暦祈願(満60歳)昭和36年生

古稀祈願(数70歳)昭和27年生

喜寿祈願(数77歳)昭和20年生

米寿祈願(数88歳)昭和9年生

白寿祈願(数99歳)大正12年生

 --------

◎星まつりのお申し込みは、申込用紙に満年齢・氏名を明記の上、ご持参か郵送してください。フォームで送信頂いても結構です。

◎本年は豆撒きをせずに小袋に入れて参拝の方全員にお配りします。小袋に仕分ける準備がありますので、「餅」「豆」の御奉納は、2月1日午前中までにお願いします。

◎還暦・入厄・各寿の歳などのお祝いをお迎えの方は記念に「餅」「豆」をご奉納ください。

◎おたきあげは、15時からです。古いお札とお守りのみ、お持ちください。(夜は行いませんので、15時までにお持ちください。)

◎皆さまの御札の祈願料・御法礼(お布施として各家千円から受付けています)によって、クスノキの保存事業、文化財修理保護事業を継続させ社会教育を行っています。今の世代の「願いの力」で、次の世代に良いものを残していきます。多くの方のご参拝、そしてご協賛をいただければ有難いです。