2015-01-01から1年間の記事一覧

大般若祈祷会

平成27年7月24日(金曜日)午前10時 大般若経六百巻とは、仏教の肝要が説かれており、般若心経の源となるお経です。中国の僧、玄奘三蔵が苦心してインドから中国に持ち帰り訳しました。このいきさつは「西遊記」として親しく伝えられています。その尊…

とどまっていては、伝わらない

展示していた十王図が少々剥離したので、ごくごく薄い膠で押さえています。 保存と展示は相反するので美術館は難しいですと、島瀬美術センターの安田館長がおしゃっていました。ホントそうですよね。 今回展示しているものは、普通に仏具として現役で使って…

特別展「伝えるチカラ〜修復された仏像」

瑠璃光の楠葉に漏(も)るる岩問山 大悲の誓い照りて隈(くま)なし お寺の境内は、長崎県天然記念物に指定されております楠の木の青葉が芽吹きはじめ、まもなくアオバズクもやってきて翠緑が冴える頃となります。 仏典には、自性清淨(じしょうしょうじょう…

ご本尊薬師如来 平成の大修復慶祝 開眼法要

4月12日(日曜日)午前11時 東漸寺本堂にて ご本尊薬師如来さまは300年ぶりの大修復を終えられました。ご先祖が大切に守り伝えて、子孫が変わらずに拝んでいただける環境づくりが、私たちが生きる時代にご縁となりました。その感謝のお祝いに、どう…

春のお彼岸法要

平成27年3月18日(水)午前11時より お彼岸をむかえ本堂で勤行を行います。水子供養も合わせて行います。 春は生活に変化があり、心が落ち着かないことも多いです。浮つかないためにも、呼吸を調えることは大切です。 口を軽く開きフーと息を長くはきます。…

お涅槃

2月15日、今日はお釈迦さま入滅の日、常楽会です。3月彼岸会まで涅槃図を拝めるようにしていますので、お参りください。 お釈迦さまの説法に感激をしたチュンダという方が、たくさんの料理でおもてなしをしました。しかし、そのお料理がもとでお釈迦さま…

思うようにならない

思うようにならないことで、ストレスを感じます。 そもそも、生まれることも、歳を重ねることも、病になることも、やがて死にいくことも、自分の思うようにはなりません。 自身が思うようにならないのに、人が思うようになるはずがありません。 愛する人とは…

おっくうなお話

お写真は除夜の鐘のようすです。寒い中長い時間お待たせしてしまいますが、必ず一回づつ撞いていただきます。さて、長い時間のお話です。 気乗りがしないことをするのは、おっくう(億劫)なことです。「劫」とはサンスクリット語でカルパという時間の単位で…

お巡り

お巡(めぐ)りさんが着る白衣を、笈摺(おいずる)といいます。 笈(おい)とは、ほとけさまや身の回りの品を背負う箱で、背負子に箱が組み合わさったようなものですね。これを背負うときに、衣が摺(す)れないように着ていたものが本来です。 笈摺には、…

岩問山(いわとさん)

お寺から東南の方向に東漸寺の山林があり、古道を15分ほど登ったところが、奥の院、岩問山(いわとさん)です。和銅年間(708年)に行基菩薩により開かれたと伝えられ、佐世保での霊山としてはもっとも古い時代のものとなります。寛和2年(986年)…

写経会のご案内

写経会 元旦に写経会を行いました。周知をしていなかったので、寺族で行わないといけないかなぁと思っておりましたら、厄祓いでお参りに来ていらっしゃったご家族皆さんの参加をいただき、まずは20枚の納経ではじまりました。 そういう感じで、アットホー…

写経奉納のお願い

奉納期間 平成27年元旦〜4月26日 ご本尊さまの大修復のご縁つなぎとして、写経奉納を行います。お納めいただきました写経は、ご本尊さまの蓮華座へ奉納します。お名前をしるした写経が末代まで保存されます。お子さま向きも準備しておりますので、ご家…

あけましておめでとうございます

東漸寺のご本尊さまは、薬師如来立像です。檜の一木造りで七百年ほど昔の鎌倉期に刻まれました。その後三百年前に京都で修復が加えられております。戦時中、防空壕へ隠されていたこともあり、大変痛みが激しく、平成26年度佐世保市文化財保存整備としてご…