できごと

今年もむつごろう会が行われました

佐世保北高7回生3年5組の皆さまは「むつごろう会」という集まりを毎年開かれております。 昭和56年、担任の伊藤民三先生が他界された後は、7月5日午後3時に本堂で欠かさず供養を続けてこられました。 今年は米寿をお迎えになった松尾力さん、宅島富士彌さん…

産経新聞・ふるさと富士

www.sankei.com 産経新聞【ふるさと富士】で、愛宕山をご紹介いただきました。納冨カメラマンの三日間にわたり写真を撮りつづけ、直接記事にはならないと思われる部分まで詳しく取材をされるお姿には、とても感銘を受けました。誠に有難うございました。 動…

愛宕まつり

NCC長崎文化放送公式チャンネルで、愛宕まつりの様子を公開していただきています。 連日の機材とともに山頂までの取材は、とても大変なことで、誠に有難うございました。 ひとりひとりの思いや、山を一歩づつ登っていく時間を大切にする「愛宕まつり」を、つ…

クスノキ千年計画のはじまり

東漸寺の大クスは樹齢およそ500年といわれ、いや、50年前にもそう云われていましたから、正確に言うと550年となるのでしょう。そういう人間の細かいこだわりなど忘れるくらい大きく、伸びやかに枝を伸ばす巨木です。幹周9メートル、樹高20メートル。その長い…

不動明王さま

アチャラナータというと、どこかのカレー屋さん?とお思いかもしれませんが、不動明王のことです。髪に蓮華を飾り、左に束ねて、胸の上まで垂らして、オシャレさんなんです。 が、私たちが迷っていることに対して、すごく怒っています。信頼があるからこそ怒…

ご報告

厳寒で枯れてしまったかと心配していましたインド菩提樹が芽吹きました。 さて、熊本地震災害義援金をご報告いたします。 期 間 平成28年4月17日から5月5日まで場 所 東漸寺本堂内 義援金箱募金合計 49,789円 ご協力をいただきまして、誠にあり…

とどまっていては、伝わらない

展示していた十王図が少々剥離したので、ごくごく薄い膠で押さえています。 保存と展示は相反するので美術館は難しいですと、島瀬美術センターの安田館長がおしゃっていました。ホントそうですよね。 今回展示しているものは、普通に仏具として現役で使って…

お巡り

お巡(めぐ)りさんが着る白衣を、笈摺(おいずる)といいます。 笈(おい)とは、ほとけさまや身の回りの品を背負う箱で、背負子に箱が組み合わさったようなものですね。これを背負うときに、衣が摺(す)れないように着ていたものが本来です。 笈摺には、…

岩問山(いわとさん)

お寺から東南の方向に東漸寺の山林があり、古道を15分ほど登ったところが、奥の院、岩問山(いわとさん)です。和銅年間(708年)に行基菩薩により開かれたと伝えられ、佐世保での霊山としてはもっとも古い時代のものとなります。寛和2年(986年)…

門松が建ちました

お寺のすべてを知り尽くし、先代から現住にいたるまでお寺を支え続けていただいた方がいらっしゃいました。毎年の門松も材料の調達から建込みまで一手に受けて頂いていましたが、この夏をむかえようとするころ、急なお別れとなりました。 その意志はしっかり…

12月の寺行事

今日は興教大師覚鑁上人の御正忌である開山忌報恩講でした。妙法蓮華経の如来寿量品を読誦します。 お経を聞きながら、一年を振り返ることが出来ることを喜びとして、縁ある様々なものに感謝の心を捧げてお焼香し拝みます。 お説教は画僧 牧宥恵さま。明るい…

中学校のふるさと歴史発見

今週は中学生の歴史の時間でした。佐世保市では中学1年生で地元の歴史に触れるカリキュラムがあります。短い時間ですが、なるべく歴史の面白さを通じて、尊きものを敬う心が伝わればと願っています。

楠の木のしめ縄

毎年、楠の木のしめ縄をかけかえます。今年は雨の多い夏で、農家の皆様も大変ご苦労されたようですが、実りの秋となりました。しめ縄用の稲は長さが必要なので、コンバインを使わないなど、いろいろと労力をかけて頂いております。多くの方々の支えで、立派…

小学校の歴史のお勉強

毎年、小学3年生が、中里という町の歴史のことを勉強し、古いものを見学するためにお寺へやってきます。ワイワイガヤガヤ賑やかですが、授業の始まりにお勤めをすると、とても静かに聴いてくれてありがたいです。 お寺には魔鏡といわれる青銅鏡があります。…

寒蘭

総代さんが大切に愛でている寒蘭です。可憐で繊細な花、そして良い香りです。 いよいよ冬がきましたね。

愛宕さまのお護摩

毎月24日午前10時から、愛宕さまの縁日でお護摩を行い、お祈りを捧げます。 不安なことはほとけさまにおあずけをして、過ぎたことや、わかりもしない先のことで迷うことなく、精一杯いまを生きていきましょう。そういう心でお祈りをいたします。 お勤め…

おはつか

お大師さまの御影供(お命日)は21日です。東漸寺では、毎月20日夕方に、お逮夜でお勤めをします。「おはつか」と呼んでいます。 逮夜(たいや)とは、たいせつな事がある日の前日の夜です。大切な日を夜を通して待ち受けるということになりますね。 私…

境内で幼小連携

中里小学校5年生と中里幼稚園は、5年生が交流会を企画したり、給食を共にしたりと、連携して過ごします。今日はお昼休みに境内散歩でした。楠の木や仏さまのお話などをしています。私の後ろにある記念碑が、中里小学校創立100周年教育発祥の地記念碑で…

県立高校新任教師研修会

先生として採用されることは、大変な努力です。今日はこの春から採用された先生方の地域の歴史研修会。お寺でしばらくお話をしました。 お写真は、天保5年の飯盛神社祭礼用の七条袈裟です。歴史の中では、神仏合わせてお祀りすることは当たり前ですね。でも…

ご本尊薬師如来平成の大修復

有り難くも、平成26年度佐世保市文化財保存整備としてご協力を頂き、御本尊薬師如来さまを修復することとなりました。 5月8日(木)午前10時より撥遣式を行い、仏師さまの元へお運びを致します。 十四世紀に造顕されたご本尊、三百年ぶりの大修復となります。

あれから

東日本大震災から3年がたちます。 梵鐘をならし、おつとめをいたします。 今日は、ただただ、お祈りの日といたします。

古い仏さまと向き合う

トイザらスに行って面白いものを見つけました。 探偵!ナイトクープ(古っ)ではなく、赤外線ナイトスコープ! 気を取り直して、このおもちゃ、暗闇でも15m先まで見られるというふれこみ。 どれくらい信じて良いのか。。。 境内に不審者がいる時にこれで確…

開山忌報恩講がおわりました

開山忌報恩講が終わりました。布教師様としてお迎えした、寳性寺 ご住職 相川孝巠僧正。長年、御詠歌をまとめてこられました。 身と口と心の一致を願う三密修行。御詠歌は、口から発する仏さまの言葉として、とてもよい行いとなりますよ、とのお話でした。 …

歴史の授業

今日は中里小学校4年生の歴史の授業。特に草刈太一左衛門さまのことについてというご指定でした。 プロジェクターでは、今と昔の写真などを比較して話をしています。昔は何もなかったから、遠くまで見渡せたなぁなんて。 太一左衛門さまの素晴らしい所は、石…

楠の木のしめ縄

本年も楠の木のしめ縄づくりの日がきました。 朝早くから、たくさんのみなさまに集まっていただきました。 世代がだんだんと変わり、小さい頃に縄をなった経験がないという方が増えてきましたが、一年に一度、ここでワイワイ言いながらなんとか技術が継承さ…

仏具磨き

年の瀬を前にして、本堂の仏具をすべて下ろして磨きます。 真鍮の無垢ものはピカールで磨き上げます。ピカールという商品名は、「光ぁる」なんでしょうね。 金メッキしてあるものは、磨き上げるとメッキが剥がれてしまうので、テガールという専用の液体につ…

藁すぐり

楠の木のしめ縄を作るのに、藁をすぐります。 芯のしっかりした部分と、まわりの柔らかい部分を分別します。 下がりなどの細かい細工をするには必須ですし、しっかりすぐれば、しめ縄全体の仕上がりが美しくなります。 しかし、あまりにも大量なので、足踏み…

奥の院岩問山

毎月8日は、奥の院岩問山薬師如来さまの御縁日です。月に一回お参りです。東漸寺境内からはずれて、東の山へ向かいます。朝の日差しを浴びながら、15分ほど落葉を踏みしめすすむと、奥の院の小さな薬師堂があります。 お大師さまは京の東寺で教えを説き、…

草刈家の墓所

久しぶりに草刈太一左衛門さまの墓所へお参りしました。石炭事業で財を成し、新田干拓で平戸藩に貢献をした方。嘉永年間に真申新田、安政年間に大潟新田を作り上げ、持てる財力を世の中のために生かしきったお方です。 山一つ墓所全域にわたってさまざまな細…

稲荷鳥居

還暦の記念として、大久保和敏様 君代様 ご夫妻にお稲荷さまの鳥居を新しく建立していただきました。また合わせて、石祠の整備を大久保正敏様 香代子様 ご夫妻で行って頂きました。