2月15日、今日はお釈迦さま入滅の日、常楽会です。3月彼岸会まで涅槃図を拝めるようにしていますので、お参りください。
お釈迦さまの説法に感激をしたチュンダという方が、たくさんの料理でおもてなしをしました。しかし、そのお料理がもとでお釈迦さまは腹痛に襲われ最期を迎えます。しかし、お釈迦さまはチュンダのおもてなしを最後にいただくことで、さとりを得て涅槃の境地にいたることができる感謝を告げます。
「おもてなし」とは、相手をおもんぱかり、心地良くしていただくためにさまざまに行うこと。受ける側も、気づかいを察することで成り立つものです。そのつながりは「密やかなもの」であり、じんわりと伝わるようなもの。だからこそ、お互いが消耗してしまうことはないのでしょう。
私が「良かった」と感じるものは、他人から与えられる中にあるのではなく、自分自身の「気づき」の中にあるものです。