六根清浄

どっこいしょ(六根清浄)

愛宕まつりも無事に終わりました。愛宕山の標高をよく聞かれますが、地図には259メートルとあります。今年はお登りになれましたか。さて、行者が山中を回峰するときに「六根清浄」の呪文を唱えます。これが「どっこいしょ」というかけ声になったと云われています。登山者の間でも「六根清浄、お山は晴天」などと言いながら山を登る習慣が広まりました。

六根とは、眼・耳・鼻・舌・身体・意(こころ)の感覚機能のことです。舌がおごり、飽食を尽くすと、糖尿が出るように、私たちの様々な感覚を常に清らかに保つことが、健康の秘訣です。近年、健康に関してあれこれ言われることが多いようですが、人間本来の持つ力の出る源は、やはり日頃から六根を清浄に保つことでしょう。