今日は少しだけお手伝いをしている更生施設の観桜会。少年たちと一緒にお昼をいただき、レクリエーションをして過ごします。残念ながら昨晩からの雨に、桜はほぼ散ってしまいました。
はじめに施設長さまのご挨拶
「今日は目の前にもう桜はありません。しばらく瞳を閉じてください。
そして、今までに見た桜の花を思い出してみてください。
一人で見た桜、家族で観た桜、もしかしたら、桜の下でも悪いことをしたかもしれませんね・・・。
もうしばらくの間、心の中の桜を見つめてください」
「思い出してみた?」と食事をしながら隣の少年に聴くと、
「思い出せないです、何やってたのか」と。
「今年のはどうかな」
「必ず覚えておきます」
「いいよ、そんな真面目なこと云わなくても、私は先生じゃないし」
そんな他愛もない話をしながらご飯を一緒にする春の午後。
ゼスチャーゲームで「羽生結弦」を表現するのは、
私も少年も、とても難しかったです。