2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

木魚

木魚は、お経を読むときに、調子をとるために、たたく仏具です。中国の宋時代に禅寺で使われはじめたといわれ、日本へは室町時代に伝えられました。なぜ魚の形なのかは、さまざまなお話があります。一説には魚が昼夜を問わずに目を開けていることから、居眠…

ものの興廃

古書を整理しているときに、戦時中の一通の手紙が出てきました。差出人は長崎県 内政部長 様。消印は昭和20年6月25日です。国は戦時下で、爆薬の原料として樟脳を集めており、東漸寺の楠木も供出の要請があり、当時の住職は、保護を求めて長崎県に手紙…