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お巡り

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お巡(めぐ)りさんが着る白衣を、笈摺(おいずる)といいます。

 

笈(おい)とは、ほとけさまや身の回りの品を背負う箱で、背負子に箱が組み合わさったようなものですね。これを背負うときに、衣が摺(す)れないように着ていたものが本来です。

 

笈摺には、お大師さまをお慕いされるのであれば、南無大師遍照金剛の文字を背中に入れます。

同行二人(どうぎょうににん)といって、常に自分自身がお大師さまとなって修行をすることが巡礼です。

 

笈摺を身につけていることは、自身が仏である、つまり、行動や言葉、そして心から慈しみを忘れないようにしなければなりません。その上で、季節や土地を楽しみ、霊場を巡ることによって、観光旅行では見えないものを観じることができるでしょう。

 

ちなみに、笈摺をお持ちの方が亡くなられた時は、着せて(現実にはむずかしいでしょうから、上からかけて)あげるとよいでしょう。