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一心に祈る

日々おもうこと

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興教大師 板絵 江戸期

 

 開山忌は興教大師覚鑁上人の御祥忌です。弘法大師が入定されてから約三百年後、弘法大師のみ教えを大切に守り伝える努力をされた方です。

 

 お生まれは現在の佐賀県鹿島市。蓮厳院という寺で幼少に修業をされ、京都仁和寺、高野山へと上り、学問所の創建を軸に、人々の教育に努められました。時代は、京の都での平和が終わり、「武者の世」がはじまる転換期です。そこを生きた興教大師が残されたことは、「一心に祈る」という大切さであり、「自心を深く観る」時間をもつことでした。

 

 康治2年12月12日に入滅をなされましたので、12月は報恩講として拝んでおります。

 

 現代も大きな転換期です。私達は世の風潮に踊らされることなく、自分を見失わないよう心がけねばなりません。お寺での心静かなお祈りの時間を保つことが、その一助となりますことを願い、伽藍をととのえております。