第一祖 龍猛菩薩は南インドに誕生し、南インドの鉄塔に納められた金剛頂経を授かり、仏の教えを全インドにひろめました。
第二祖 龍智菩薩は優れた能力を持ち、その徳は全インドにあまねく、名声は十万に聞こえたといわれます。
第三祖 金剛智三蔵は、弟子不空を従え、生死をかけて金剛頂経をインドから中国へ伝えました。
第四祖 不空三蔵は南インドの出身で、中国で活躍し、勅命により『金剛頂経』『大日経』の密経経典を請来しました。
第五祖 善無畏三蔵は中インドのマガダ国の王でしたが、王 を捨てて仏道に入り、大日経をインドから中国に伝えました。
第六祖 一行禅師は善無畏三蔵、金剛智三蔵に師事し、特に天文暦数の専門家として有名であり、易学・数学にすぐれていました。
第七祖 恵 阿闍梨は、お大師さまの師僧で、中国の皇帝から尊崇され、三朝の国師と称されました。